Microsoft Officeの「保護されたビュー」 サードパーティのアーカイバーによりZoneIDが欠落する問題は、実行ファイルやショートカットだけではなく、WordやExcelなどのOffice文書ファイルにも影響する。 ZoneIDが付加されている文書ファイルをOffice(Office 2010以降)で開くと「保護されたビュー」と呼ばれる制限されたサンドボックス環境で開かれる。Officeの脆弱性を悪用した攻撃では、文書ファイル中に埋め込まれたActiveXコントロールを利用して攻撃が行われることが多いが、「保護されたビュー」ではActiveXコントロールがロードされないため、攻撃コードが実行されない。 圧縮されているOffice文書をサードパーティ製のアーカイバーで解凍した場合、ZoneIDが欠落してしまうために通常モードで文書が開かれるが、Windows標準のアーカイバーを使