宇宙専用FUJINONレンズが月に向かって出発しました。 月周回衛星「かぐや」の眼となって、これまで誰も見たことのない精度の高い画像で月面を探査するためです。 言うまでもなく、宇宙空間は、修理に行けないところ。 すべてにおいて完璧であることが求められます。 打上げの衝撃に耐え、可能な限り軽く、放射線の影響を受けないレンズ。 FUJIFILMの光学技術が、宇宙レンズを可能にしました。 月周回衛星「かぐや」は、月面からおよそ100kmの上空を周回し月面を探査します。 私たちが夜空に見上げる、月は、どのように誕生したのか。そして、どんなプロセスを経て、現在の月になったのか。「かぐや」は、月の科学の核心に迫るために、およそ1年間にわたって15の観測ミッションを行い、様々なデータを収集します。 「かぐや」のプロジェクトは、アポロ計画以来、最大規模の本格的な月探査として、各国からの注目を集めています。