Webパフォーマンスの研究者であり、現在AkamaiのチーフプロダクトアーキテクトであるGuy Podjarny氏が「Not as SPDY as You Thought」と題して、SPDYの問題点を指摘している。SPDYは、Googleが開発した次世代通信プロトコル。HTTPの代替プロトコルとして設計されており、GoogleによればSPDYを利用することで、読み込み速度が最大50%も短縮できるとしている。 Podjarny氏は、SPDYを利用することで実際どれだけ高速になるのかを検証している。同氏は現実的なテストとして、アメリカのトップ500のサイト(Alexa調べ)に対してSPDY、プレーンHTTPS、HTTPのそれぞれの読み込み時間を計測したという。その結果、SPDYはHTTPSよりも4.5%だけ早く、HTTPよりも3.4%遅い結果となったと報告している。 試験結果からPodjarn