名古屋大学大学院工学研究科計算理工学専攻の岩田哲准教授、同専攻の大橋佳祐大学院生、日本電気株式会社の峯松一彦主任研究員のグループは、国際標準の認証暗号化方式であるGCM (注1) の安全性保証に欠陥があることを突き止めました。さらに、突き止めた欠陥を取り除き、GCMの安全性保証を修復することに成功しました。 GCMは高い計算効率を有しており、またその安全性が数学的に保証されていると考えられてきたことから多くの標準化プロセスで採用され、政府間・民間で広範に利用されています。しかし、その保証の理論的裏付けは無効であったことが明らかになりました。さらに、突き止めた欠陥を取り除き、GCMの仕様を変更することなくその安全性を数学的に保証することに成功しました。これにより、GCMの内部で用いるブロック暗号 (注2) が安全であれば、現実的な計算量の攻撃方法に対して、その成功確率はある限界値以上にはなら
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