Microsoftは米国時間5月24日、2つのオープンソースプロジェクトを発表した。電子メールおよびカレンダープログラムである「Outlook」そのものがなくても、開発者がOutlookのデータを参照できるようにするプロジェクトである。 1つは、Outlookが個人用ファイルを保存するために使用する「.pst」ファイルを読むためのソフトウェア開発キット(SDK)で、もう1つは、「.pst」ファイルの内部データ構造を表示するためのグラフィカルツールである。 Microsoftは相互運用性に関する同社ウェブサイトにおいて、「技術文書とツールの組み合わせにより、「.pst」ファイルに保存されたデータとの相互運用性が向上する。Microsoft Outlookが生成するデジタル形式で保存し共有されたデータへのアクセスの拡大と、データのポータビリティの向上を求める顧客の要求が反映されている」と述べた