ここ最近、SNSなどにおける数年前の発言が掘り起こされ、著名人が炎上する事例が相次いでいる。最近では、人気ライトノベルの作者が、過去にヘイトスピーチを繰り返していたことが判明し、決定していたアニメ化は紆余曲折を経て中止に。またある若手俳優は、数年前に女性蔑視のツイートをたびたび投稿していたことが明らかになり、事務所から契約を解除される事態へと発展した。 多くの場合、こうしたアクシデントの場となっているのはTwitterだ。不特定多数に公開されていること、また思い立ったらすぐに書けてしまうというツールの特性が、こうした事態を生みやすくしていることは否定できない。もっとも、数年前のツイートがある日突然炎上するケースは、俗に「バカッター」と揶揄される飲食店バイトの不衛生ツイートのように、そもそもの内容が不謹慎で、かつ間を置かずにすぐに炎上へと発展するツイートとは、性質が異なる場合が多いようだ。