昨今の働き方改革で、長時間労働の是正がテーマになっています。それにより、どこからどこまでが労働時間に当たるのか、についてシビアになっています。とりわけ、労働時間に該当するかどうかが曖昧なのが、着替えの時間です。 職場によっては、作業服や指定された制服に着替えなければなりません。その着替えが労働時間に該当するかどうかが争点になることは少なくありません。 そこで、着替え時間は労働時間に該当するかどうかについてご説明させていただきます。 労働時間の定義 着替えが労働時間に当たるかどうかを判断するまえに、まずは労働時間の定義を把握しなければなりません。 労働時間の定義については、労働基準法32条で「労働者が使用者(会社)の指揮命令下に置かれている時間」といった内容の記述がされています。しかし、この内容だけでは、どのような状態が労働時間に該当するのかを理解するのが困難です、そのため、労働時間の定義は
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