2019年7月 9日 (2023年4月13日追記) 刑法契約ライブファッション 「転売社会の法的問題 ~転売、転売目的の購入はどこまで自由なのか~【update版】」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 一体、どこで道を間違ったのか。 最初は、確かにエンタテインメント法だった。チケットの高額転売問題だ。社会問題になった一昨年ごろから問い合わせが増え始め、チケット不正転売規制法の成立・施行、オリンピック抽選と、ずいぶん取材も頂いたし解説もした。 更に、限定グッズのフィギュアや人気デザイナーとのコラボTシャツで次々と買占め・転売が騒動になっても、十分アニメ・ファッション法の範疇だし、消尽論など著作権の議論も関わる。取材を受けても、まだ違和感はなかった。 だが、先週からはついにどら焼きの高額転売である。 どら焼きを買い占めて転売する輩にも驚いたが、何より驚いたのは