72%、86%、95%――。 明治の「チョコレート効果」がヒットしている。一包み5グラムの小さな板チョコ入りのパッケージにはカカオ分が数字で記され、「美と健康を考えた、高カカオポリフェノール」「低GI」といった、一般の甘くておいしいチョコとは異なるキーワードが目立つ。 全国のスーパーやコンビニの棚で、すっかりおなじみとなったこのチョコレートは、1998年に発売され、今や、年間200億円を超える「高カカオチョコレート(カカオ分の高いチョコ)市場」の約60%を占めるトップセラーだ(インテージSRI 高カカオチョコレート市場 2020年4月~2021年3月累計ブランド別販売金額)。 ここ数年でメジャーになったので、なんとなく新しいもののようだが、実はデビュー24年。ブレイクするまで、苦節17年。長い不遇の時代を乗り越えてきた。 「チョコレート効果」は、健康を意識してチョコを食べるという新しいスタ
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