『近代麻雀』連載、原作/一條マサヒデ 漫画/菊池昭夫「角刈りすずめ」の1巻です。 この表紙を見てヤクザ漫画と思った人は少なからず居ることでしょう。でもこれは麻雀漫画です。 「ムダヅモ」目当てで『近代麻雀』を読んでいて、俄然 気になり始めたのがこの作品。普通の麻雀漫画は「○○の役で○点」といった点を争うものですが(「アカギ」「ムダヅモ」などは点ばかりか命まで争ってますけど)この作品においてはそんなのジオングの脚(「飾り」という意味)でしかありません。 主人公・角刈りすずめ(本名不詳)は無類の麻雀好き。自分の死に場所となる雀荘を求めて旅するものの、行く先々で待ち受けているのは奇妙・奇怪・奇抜な麻雀ばかりというオチ。正直言って「麻雀にしなくてもいいじゃん」とさえ思えます。原作の一條マサヒデ氏は「殺し屋さん」「4ジゲン」といったギャグ漫画の原作者で、後書きにありますけど麻雀を知らないんだそうです。