黒川杯(くろかわはい)は、東京高等検察庁検事長であった黒川弘務が、賭け麻雀を行ったにもかかわらず、国家公務員法で定められている懲戒処分を受けずに訓告に終わったことを受け、東京都千代田区霞が関の検察庁前で麻雀をすることによって行われている抗議行動である[1]。主催者は、「新基準の礎を築いてくれた黒川元検事長に敬意を表し」て開催したものであると発表している[2]。 開催までの経緯[編集] 2020年5月21日週刊文春にて、当時東京高等検察庁検事長であった黒川弘務が、産経新聞の記者2人と朝日新聞の記者1人と、賭け麻雀をしていたことが報道される。 法務省の川原隆司刑事局長は、「旧知の間で、レートはいわゆる点ピン。具体的に申し上げますと、1000点を100円と換算されるものでございまして、もちろん賭けマージャンは許されるものではありませんが、社会の実情をみましたところ高額と言えないレートでした」(1