―中新網― 昨年、「命からがら売春組織から逃げ出した19歳の女性」 ほかで、中国の売春組織の実態をお伝えしましたが、今回お届けするのはそこに働く女性側にスポットを当てたものです。 2006年に、カメラマンの趙鉄林さんが著した「她們(彼女たち)」という本が一大センセーションを巻き起こしました。 内容は、南方のヘアーサロンなどで体を売って暮らす女性たちの生き様。 女性たちは、その人生においてひどい扱いを受けながら、なおも男たちを養い、毎日殴られながらもひたむきに稼ぎ続けるのです。 趙さんはこのことに驚き、うつろう彼女たち娼婦の表情、一瞬一瞬をフィルムの上に刻み続けました。 ちょっと長いですから三つにわけてお届けしますね。 90年代の初め、趙さんは世の好況にのって一旗揚げようと北京から南下、南方に移って商売をはじめました。 しかし、もとはといえばカメラマンが生業でしたから、商売するにしても勝手が