北野武監督の13作目にあたる劇場公開作『監督・ばんざい!』が、ついに6月2日より全国ロードショーされる。北野武監督作品としては初めて本格的なVFXが随所に使用されており、作品にとって重要なVFXシーンは、アップルのビジュアルエフェクト合成ソフト、Shakeによって制作されている。 『監督・ばんざい!』で表現されるVFXとは 今作で初めてVFXを本格的に採用した北野武監督。この映画の中で描かれるキタノ・タケシ監督は、これまで自分が得意にしていたギャング映画を封印し、小津安二郎風人情劇、昭和30年代映画、ラブ・ストーリー、時代劇など、様々な異なるタイプの映画に次々と挑戦する。しかし、そのどれもが失敗に終わり苦悩するというメタ・フィクション的なストーリーが展開される。 「キタノ・タケシ監督は、どんな作品を撮ってもダメな監督なんだよ。ダメな監督がCGを使ってみたら、こういうものになったということ