『週刊ファミ通』関連のゲーム雑誌には、ゲームを実際に遊んだ感想と点数をつけるクロスレビューといわれるコーナーがある。ゲームは10点満点で採点され、ひとつのゲームを4人のゲーム雑誌編集者やライターがプレイし、批評していく。多くの読者は、レビュアーの批評と点数を参考にゲームを買ったり購入を見送ったりしていると思われる。つまりそれは、評価内容がゲームの売り上げに大きく影響するということである。2年かけて作ったゲームが3~4点だった日には、開発者も浮かばれまい(まあ、つまらなかったら何年かけて作っても3~4点は妥当な点数なのだろうが)。 しかし、最近はクロスレビューの点数が「正当な評価なのか?」と疑問に思われることが多く、2009年8月に発売されたWii専用ソフト『モンスターハンター3』は4人の批評家全員が10点満点をつけたものの、発売から10日ほどで値崩れし、中古ソフトも多数出回るという事態に発