オランダ・ハーグの旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(ICTY)で、毒と思われる液体を飲み込むスロボダン・プラリヤック被告。ICTYの中継映像より(2017年11月29日撮影)。(c)AFP PHOTO / ICTY 【12月2日 AFP】オランダ・ハーグの旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(ICTY)で先月29日、有罪判決を言い渡された元クロアチア系軍事組織司令官のスロボダン・プラリヤック(Slobodan Praljak)被告(72)が判事らの前で自殺した問題で、オランダ検察当局は1日、同被告の死因がシアン化カリウム(青酸カリ)摂取による心不全だったとの初期検視結果を発表した。 検察当局は声明で、「毒物検査の初期結果によると、プラリヤック被告の血液から濃縮シアン化カリウムが発見された」と発表。「この毒物が心不全を招き、死亡につながった疑いがある」と述べた。 この初期見解は、プラリヤック被告の遺体検