大前研一氏は前回のパートにおいて、インターネットの出現により、既存の企業がこれまで採用してきた戦略がことごとく機能しなくなることを指摘しました。そうした変化の中で、日本の企業が戦うポイントとして「人」を挙げる。同氏が語る、21世紀の人材に求められる条件とは? 21世紀に活躍するのは性格が悪いやつ 大前研一氏:日本企業がどうしたらいいのかということですけれども、見ていただきましたとおり人が全てです。 今会社の中にいる人が、全部頭を寄せ合って、ひたいを寄せ合って話をしても、あの世界が見えてないという人が、集まってもだめです。 20世紀というのは比較的日本のクオリティの高い人たちを数集めるという勝負になるのですけれども、21世紀は尖った変な野郎を何人集めるかということで決まってくるのです。 これらの人は大抵性格が悪いですけれども、性格が悪いやつは人の発想しないようなことを言って、やらしてみたら実