日本中を「誤訳」が駆け巡ってしまった。多くの日本メディアがその言葉を引用して伝えたが、私もその一端を担いでしまったことを謝罪しなければならない。ワールドカップ・アジア最終予選のオーストラリア戦(6月12日、ブリスベーン)を扱った前回のコラムで、私はオーストラリアのホルガー・オジェック監督のこんな言葉を引用した。記事の冒頭の部分である。「内田は、ファウルはしていない。私はテレビで確認した」
今回の東日本大震災に関して、日本時間12日(土)夜、イビチャ・オシムからとても長いメッセージが寄せられた。ここに紹介するのはその一部だが、オシムと彼の家族とともに、筆者(田村)からも、被災された方々へのお見舞いとお悔やみを心から申し上げます。また、消息不明となっている方々の早期発見を祈念しております。 ◇ ◇ ◇ 犠牲になったすべての方々の冥福を謹んで祈りたい。家族も私も、心は彼らとともにある。 少なくとも私自身、日本という家族の小さな一員だと思っている。10年日本に住めば、日本人になるのは当然だ。そうである以上、無関心でなどいられない。 どうしたら具体的に力になれるか、今はまだわからないし、実際に力になるのは難しいかもしれないが、われわれも被害を受けたみなさんとともに生きることはできる。ひとりでは大変でも、仲間が増えれば困難にも立ち向かって行ける。事故や病気もそうだが、地
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く