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事件と角川春樹に関するYUKI14のブックマーク (3)

  • 角川家の一族 後編(1993.11)

    「宝島30」 1993.12 前後編企画・誰も書かなかった「角川家の一族」 角川春樹 地獄の家の秘密その2 父の不倫、母の不倫 母との別離が、角川春樹に何をもたらしたのか、それを理解するのはさほど難しいことではないが、しかし、どんな事情で母と生き別れなければならなかったのかという疑問に答えるのは、そうたやすくはない。 だが、『花冷え』を読むかぎり、答えは明快である″母の不倫の発覚、それこそが離婚の直接のきっかけに他ならない。 すでに明らかなように、この私小説は、少なくとも疎開先の富山を舞台にした前半はほぼ、事実に即したものである。となれば、戦後の東京での生活を中心とした後半も同様であろうと考えるのが自然である。であるならば、作者・辺見じゅんの分身である主人公の亜紀が、家庭教師・三村のもとへ出かけていった際に目撃した場面も、作者自身が体験した実話なのだろうか。 <「ごめんください」云いかけて

  • 角川家の一族 後編 その1(1993.11)

    「宝島30」 1993.12 前後編企画・誰も書かなかった「角川家の一族」 角川春樹 地獄の家の秘密その1 春樹が自らの「狂気」の源だとする「無頼の血脈」とは?それをたどる筆者の前に現れる恐るべき真実の数々! 父・源義の乱れた「女性関係」、「妾同居」させられた春樹の実母の悲劇、春樹の異母妹の突然の「自殺」、そして、角川家が必死に隠し通してきた忌まわしき「惨劇」! 「10月27日 快晴――父が死んだ」 そんな書き出しから、角川春樹は「父へ」という短いエッセイを始めている。 <父の血圧は異常に下がり、蝋燭の火が消え入るような心細い息を吐き続けていた。生と死が肉体の中で戦っていた。生は死に圧倒され、心臓に直接注射器が打ち込まれ、思わず神に叫んだにもかかわらず、い入るように見続けていた心電図は、午前11時58分、遂に空しく黒い直線を描き出した。外は清々しい秋の街だった> 1975年(昭和50年

  • 角川家の一族 前編(1993.11)

    「宝島30」 1993.11 前後編企画・誰も書かなかった「角川家の一族」 角川春樹 オイディプスの 昏(くら)き血脈 長男・太郎のホモ・セクハラ、弟・歴彦の追放劇、そして社長・春樹の逮捕。これら一連のスキャンダルは、一見偶然に角川書店を襲った災難かのように見える。どのマスコミも、曖昧に春樹のワンマン経営が生んだ結果と決めつけるだけで、事件を一の線で繋ぐことはできなかった。ところが、実は、それは、60年に及ぶ「角川家の一族」という骨肉相争う大河ドラマの必然的クライマックスだったのだ!多くの人々を飲み込んできたその激流に今、初めて挑む。 「捜査事実上終わる――芸能界への波及なし」 角川春樹(51歳)の麻薬事件について、そういう見出しの記事が朝刊に載った9月20日に、この稿を書き出そうとしている私は、そうとう間の悪い人間に違いない。 もう角川春樹のコカイン・スキャンダルは事実上、終わってしま

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