「将来の夢」を小学生あたりに書けと言うと、基本的には「◯◯になりたい」という形での答えが返ってくると思う。別に小学生に限らず、大学生やあるいは大人であっても、将来の夢や目標について語る時は、基本的には「◯◯になりたい」「◯◯をやりたい」といった積極的な姿勢で語ることが多い。 こうやって夢や目標がすっぱりと決まる人は問題ないと思うのだけど、結構いい年齢になっても特に自分のやりたいことが定まらず、なんというか日々悶々としてしまっている、という人もいるのではないかと思う。「俺は何がやりたいんだろうなぁ」なんてことをたまには考えたりするが、特にこれと断定できるようなものがあるわけでもなく、なんとなく大学を卒業して、なんとなく就職して、なんとなく結婚をして、なんとなく子供を作って……といった感じで年齢だけは大きくなっていく。しかし、何歳になっても「積極的な夢」は見つからない。 ちょっと前までは、こう