北欧雑貨のネットショップ『北欧、暮らしの道具店』は、実にたくさんのコンテンツがある。例えば、特集ページを見てほしい。 そこには、『夏を心地よく過ごすためのファブリック』『育児中のママにお勧めしたい北欧の道具』といった連載や、店長の自宅インテリアを紹介する企画など、北欧雑貨のあるライフスタイルについてさまざまなコンテンツがずらりと並んでいる。前回お伝えした、スタッフの私物を紹介する『スタッフの愛用品』や、『クラシコムの社員食堂』なども、人気のあるコンテンツだ。 ここまでコンテンツの充実に力を注ぐのは理由がある。“サイトのメディア化”という考えが根底にあるからだ。同店の経営者兼プロデューサーの青木耕平氏はこう話す。 「ネットショップの本質は、メディアだと思っています。ここでいうメディアとは、買い物云々の前に、記事があって、写真があって読み物として成立していることを指します。大量に仕入れて安く売