【11月4日 Xinhua News】中国科学技術大学は、同校の潘建偉(Pan Jianwei)、朱暁波(Zhu Xiaobo)、彭承志(Peng Chengzhi)各氏らによる研究チームがこのほど、中国科学院上海技術物理研究所と協力し、プログラム可能な66ビット超伝導量子コンピューターのプロトタイプ「祖沖之(そ・ちゅうし)2号」の構築に成功したと明らかにした。「ランダム量子回路サンプリング」の計算速度は、現在の世界最速のスーパーコンピューターの1000万倍以上だという。中国は現時点で、二つの技術ルートにより「量子超越性」を達成した世界で唯一の国となった。 量子コンピューティングは、次世代情報革命の鍵となる技術とされる。量子超越性とは一つのハードルのようなもので、特定の問題において、新たに生まれた量子コンピューターのプロトタイプの計算能力が最も優れた古典コンピューターを上回った場合、将来的