観測用ロケット「MOMO」の弾道飛行で7回の打ち上げ実績を重ね、現在は小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」の開発を進めているインターステラテクノロジズ(IST、北海道大樹町)。大型ロケットと同等の輸送能力を持つ「DECA」の開発も計画中だ。(聞き手は高市清治、松田千穂=ライター) 「ZERO」は人工衛星を軌道投入する液体燃料ロケットです(図)。ZEROは地球低軌道(LEO)*へ最大800kgの衛星を投入できる予定です。この点でこれまで打ち上げてきた観測用ロケット「MOMO」と異なります。2023年に要素技術の開発試験を終え、2024年にZERO初号機の一部製造と試験を始めました。
