慈恩寺のかやぶき屋根修復進む 寒河江・地元職人が熟練の技 2013年07月31日 16:48 傷んだ部分を修復する作業が行われている=寒河江市・慈恩寺本堂 (クリックで拡大表示します) 国重要文化財に指定されている寒河江市の本山慈恩寺本堂で、かやぶき屋根の傷んだ部分を補修する作業が7月上旬から進められている。貴重な文化財を保護するため地元職人が熟練の技で手掛けている。 雪で抜け落ち、くぼむなどしている箇所に新しいヨシを入れ直している。毎年部分的に行っており、10~15年おきに全面的なふき替えを実施。最近では2004年に行った。ヨシは青森県産を使用。刃が30センチもある大きなはさみで切りそろえ、表面を平らにする雁木(がんぎ)などの道具を用いて作業をしている。 河北町や西川町、上山市の4人の職人が担当。棟梁(とうりょう)の塩矢政志さん(79)=河北町谷地=は、この道60年のベテランで、長ら