久慈市の夏井町振興協議会(播磨孝則会長)は、昨年11月に開発した「夏井米粉うどん」のPRに向け、地元住民がデザインした美少女キャラクター「夏井こめ子」を起用する。県内外に熱烈なファンを持つ三陸鉄道の「久慈ありす」など美少女キャラを起用した企業や団体が知名度向上に成功している中、関係者は「看板娘」を起爆剤にした消費拡大に期待を寄せる。 水色の農作業服に長靴を履き、麦わら帽子から三つ編みにした長い髪をのぞかせる夏井こめ子。うっすらとほおを赤く染めて両手で黄金色の稲穂を握る姿は、稲作の盛んな夏井町の田園風景を思い起こさせる。 夏井こめ子は21歳で、同町の兼業農家の一人娘。市内の会社に勤める傍ら、農業の手伝いをしている。詳細なキャラ設定もファンを引き付ける要素だ。 美少女キャラの起用は、全国的なブームを見て協議会の執行部が考案。美術の教員免許を持つ同町の非常勤講師小田聡子さん(31)にデザインを依