庄司先生は初めに、「プログラマ定年説」の話題を持ち出し、「35(歳)」という数字を挙げました。これは数年前、ブログやメディアでも騒がれた「プログラマの定年は35歳なのか」という議題なのですが、ここで庄司先生は「35歳が定年かどうかというのは、実際に35歳でプログラマとして働いている人がいるので正しいとは思いませんが、それより大事なのは、このように数字を見ること」と言います。そして、エンジニアなのだから「数字を見方につける」ことができ、それができればモノの見方が変わるとして、エンジニアの算数の授業を始めました。 ここでは、身の回りに起こる事象を数字で捉え、定量的な考え方をすることで、エンジニアの働き方が良い方向に変わるという仮設のものと、授業が進みました。 なぜ働くのか―自分の幸せのために そして、米国労働総計局の2006年の調査数字を引用して、「平均的アメリカ人は、起きている時間