母親と養父から虐待され、13歳で保護されたとき、身長128センチ、体重26キロの飢餓状態だった愛さん(22)=仮名。2016年3月30日付の本紙朝刊「子どもに明日を」で取り上げた彼女を覚えているだろうか。3年前の春、就職して里親である山本夫妻=同=の元を巣立った彼女は今、どうしているのか。その後を追った。 【画像】九州7県内の里親等委託率 高校卒業後、愛さんは福岡県北部にある食品会社に就職。同時に、親と暮らせない子どもたちを受け入れる山本夫妻のファミリーホームから、自転車で十数分のところにあるアパートに部屋を借りた。 主な仕事内容はめんたいこの検品作業。上司から何度も手順を教えてもらったが、愛さんには全く理解できなかった。「ノートに書いて覚えようとしたが、駄目だった。何が分からないかも、分からなくなった」。同僚から取り残され、職場で次第に孤立していく。 比例するように、私生活も荒れていった
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