米航空宇宙局(NASA)は30日、直径約2.7キロの巨大な小惑星「1998QE2」が米東部時間31日午後5時(日本時間6月1日午前6時)ごろに、地球から約580万キロ離れた空間を通過すると発表した。 通過軌道は地球から月までの距離の15倍と遠いため、地球に衝突して被害が出る心配はない。レーダーによる観測では、小惑星は地球と木星の間の太陽周回軌道を回っており、でこぼこした形状で衛星を伴っているらしい。 NASAは2016年に別の小惑星のサンプルを持ち帰る探査機を打ち上げる計画。将来はロボット探査機で小惑星をキャッチして移動させるSF映画のような構想も打ち出している。(共同)太陽の大規模爆発相次ぐ 通信障害や停電の恐れ