エピソード記憶:個人のエピソードや経験などの思い出とともに想起される記憶 短期記憶:30秒〜数分の一時的な記憶。7±2しか保持できない 意味記憶:”本で読んで知ったこと” のような知識の記憶 プライミング記憶:勘違いのもとになったり暗示に利用されたりする記憶 手続き記憶:体で覚えるものごとの手順についての記憶 さらにこれらは、「顕在記憶」と「潜在記憶」の2グループに分類されます。前者は “思い出そう” とする意志を伴う記憶で、後者は無意識的に想起される記憶です。 5つの記憶のなかで、文法書を読んで得ただけの表面的な知識は「意味記憶」に該当します。無意識的な潜在記憶で、“思い出そう” という意志を伴うものではありません。だから、私たちはなかなか文法知識を思い出せないのです。 意味記憶をエピソード記憶に変えれば忘れない それでは、どうしたら文法知識を覚えられるようになるのでしょう? 池谷教授は