水はどのくらいのペースで、どのくらいの量を飲むのが正解なのか。医師の谷口英喜さんの書籍『いのちを守る水分補給』(評言社)より、適切な水分補給についての解説をお届けする――。 【図表】最悪の場合死に至る「希釈性低ナトリウム血症」 ■水の飲み過ぎで「水中毒」になる 「水中毒」という言葉をご存知でしょうか。 水分補給には水が適しているのですが、水だけをたくさん飲んでいると水中毒という病気になる危険性があります。 水中毒とは、もともとは精神疾患を有した患者が水を大量に(5~10リットル程度)飲水することにより生じる「希釈性低ナトリウム血症」の症状のことです。 食事をとらずに水ばかり飲んでいると、体液が薄まってしまい、危険な状態になるのです。いわゆる水飲みダイエットでも起きることがあります。 体液が薄まると、塩分(ナトリウムイオン)濃度も薄まり、意識がもうろうとしたり、けいれんを起こしたりする水中毒
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