※この記事は別サイトで2009年5月25日に公開した記事に加筆したものの再掲です。 さて、人口カバー率と実際のエリアの間の乖離についてはたびたび取り上げられますが、それが本当のところどうなのか、という点について、なかなか客観的な数字を出して議論が出来ませんでした。 そこで、一念発起。総務省国勢調査の市区町村人口一覧と、国土地理院面積調の結果をつき合わせて、人口カバー率と実際の面積カバー率の関係を求めてみることにしたわけです。 ただし、この関係を求めるにあたって、やはり人口カバー率と同じように非現実的な仮定を置いています。それは、市区町村の役所をカバーすれば、その市区町村の全面積をカバーしたこととみなす、というような仮定です。ですので、「本当の面積カバー率」はこの関係から求められる面積カバー率よりもかなり下になることになりますが、その点をお断りしておいてから、ご紹介します。 横軸が市区町村数