法相に就任したチョ・グク氏。「検察改革」に意欲を見せるが疑惑に対する反発は強い(写真:Lee Jae-Won/アフロ) ◆編集幹部の総退陣求め51人が声明、中堅記者も続々合流韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9月9日、チョ・グク氏を法務部長官(法相)に任命した。 その3日前の6日、韓国の国会はチョ・グク氏の適格性を審査する人事聴聞会を開いた。日本でも詳し過ぎるほど報じられたとおり、チョ・グク氏には、本人と家族による不透明な投資の問題、娘の大学、大学院入学を巡る不正など多くの疑惑が持ち上がり、人事聴聞会は、多くのメディアが生中継するなど、韓国中が注目した。 チョ・グク疑惑の概要 <韓国>文大統領の後継候補が大ピンチ 疑惑が続々持ち上がる その「事件」は、ちょうど人事聴聞会が開かれる直前に起こった。 革新系メディアの代名詞ともいえるハンギョレ新聞で、入社7年以下の「ジュニア記者」51人が、