震災当日、86機が目的地変更=管制官ら前日訓練、無事着陸−成田、羽田が同時閉鎖 震災当日、86機が目的地変更=管制官ら前日訓練、無事着陸−成田、羽田が同時閉鎖 東日本大震災が発生した昨年3月11日、成田、羽田の日本の2大空港は、同時に全滑走路が閉鎖された。両空港に向かっていた86機の航空機は、日本国内の別の空港に目的地変更を余儀なくされたが、事故や深刻なトラブルは起きず、全機が無事着陸した。前例のない事態の中、空の安全はどう守られたのか。 国土交通省によると、両空港は午後2時46分の巨大地震で滑走路が閉鎖された。羽田は午後3時55分までに4本全ての閉鎖を解いたが、鉄道が動かないためターミナルビルに人があふれ、多数の旅客機受け入れは困難だった。成田では駐機場に乗客らが避難し、深夜まで閉鎖が続いた。 成田行きの70機のほとんどは羽田を、羽田行きの16機の大半は成田を、目的地に着陸できない場