著者:齋藤 孝 出版社:ミシマ社 2009年10月刊 \1,575(税込) 222P ご購入は、こちらから 一度売れっ子作家になると、あっちの出版社からもこっちの出版社からも声がかかる。 せっかくオファーしてくれるからと作家は時間を割いて応じるのだが、残念ながらだんだん内容が薄くなり、読者も離れてしまう、という傾向があるようだ。 3ヶ月ほど前に、池上・茂木・勝間の三氏が書店店長から「出版バブル」と非難される事件があったほどだ。(書店店長のWebページはこちら) 齋藤孝氏も『声に出して読みたい日本語』がベストセラーになったあと、本を量産しつづけており、今年に入ってからだけでも40冊以上も出版している。 じゃ、齋藤氏も内容が薄くなっているだろうか。 いや、そんなことはない、と僕は思う。 齋藤氏の本は10冊くらいしか読んでいないが、そのうち7冊をこの「読書ノート」で紹介した。どれも、内容
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