こんな時代だからこそ、僕らにはグレート・ムタが必要なのである。 (https://www.flickr.com/photos/siadow_moon/4124707025/) 出会い 田舎町の小さな体育館に年に二回だけプロレスの興行が来ていた。 二つの団体が顔見せの恒例行事のように半ば義務感を感じさせながらローテーションで興行を開催していた。少なからず存在していた田舎のプロレスファンはその恒例行事にお祭り騒ぎのように狂喜乱舞したものだった。 (kazamatsuri) 当時のプロレス界は単純明快で「全日本プロレス」と「新日本プロレス」の二大団体がメインだった。 ジャイアント馬場を中心とする全日本プロレスとアントニオ猪木を中心とする新日本プロレス、この二つがメインだった。これらの両団体が一年に一度だけ田舎町の体育館にくるのだ。 この田舎町でのプロレスを思い出そうとしたとき、最初に浮かぶのが全
![品行方正もいい。けど僕らには悪の化身「グレート・ムタ」が必要なんだ。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/21bf725a78558f7ade573819e3f4826c52ea15d9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.tinect.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F03%2F4124707025_c400413e2d_z.jpg)