Remote Direct Memory Access(RDMA、リモートDMA)とは、ローカルのコンピュータのメモリから、異なるリモートのコンピュータのメモリへデータのDMA転送を行うことである。RDMAでは、両コンピュータのオペレーティングシステムを経由せずにデータの転送が行われる。これにより、高スループット、低レイテンシの通信を行うことができる。特に、大規模並列のコンピュータ・クラスターにおいて有用である。 概要[編集] RDMAでは、ホストバスアダプタを通じてアプリケーションメモリ(ユーザーメモリ空間)のデータが直接転送される。これによりゼロコピー(英語版)ネットワーキングが可能になる。通常行われるメモリとOSのデータバッファ間でのデータ転送が起きないので、CPUやキャッシュを用いることなく、あるいはコンテキストスイッチを行うこともなく、他の処理と並列にデータが転送できる。リード/