■ はじめに 私は、今月から、学生と一対一で話をする機会を持つようになりました。会社の採用活動の一貫ですが、どちらかというと面接というよりも会社説明に近い形で、ざっくばらんに話をする機会です。こうした活動の中で思うのは、学生の多くが仕事を選ぶのにとても悩んでいるということです。彼らから良く出てくるのは「貢献する」とか「人の役に立つ」という言葉です。しかし、よく考えると、誰にも貢献できないこと、人の役に立たないことでは、お金をもらえません。これらの言葉は、仕事を選ぶ基準には成り得ないはずなのですが、多くの人がそれに気がついていません。 一方で、先日、社長トークの時に、社員に自分のミッションステートメントを聞いてみました。こういう自分でありたいという理想です。しかし、それに答えられた社員もほとんどいませんでした。やはり、自分にとって何が重要なのかという価値が定まっていないのだと感じました。 ■