米国に滞在した1年間,息子をシュタイナー幼稚園に通わせると共に,毎週1度の保育参加も経験した著者が,その幼稚園の様子を詳細に伝えてくれる本.シュタイナー教育がどのようなものであるかを知りたい人には,非常に参考になるだろう.大変読みやすく,押し付けがましくなく,幼稚園の様子,保育者の素晴らしさ,子供や大人の反応が素直に書かれていて,著者の感激がそのまま伝わってくる.シュタイナーなんて知らなくても,このような保育もあるのだと知るだけで大いに価値がある.育児に迷いがあるなら,是非とも読んで欲しい本. 「七歳までは夢の中―親だからできる幼児期のシュタイナー教育」についてのメモ 抱っこの魔法 子供がある日,何かできるようになると,次の日からは必ず1人でさせるのが「自分のことは自分でする習慣づけ」だと思ってきた.できるようになった途端に,手を引かれて,冷たくされる.できるようになるというのは寂しいもの