「ディグ効果」――。これは今や、ウェブ・デザイナーやサーバー管理者が会得すべき知識のひとつとして挙げられる常識だ。 ソーシャル・ニュースサイトの先駆けとして知られるディグは、ユーザーが面白いと思ったインターネットのコンテンツを投稿し、他のユーザーがさらにその投稿が面白いかどうかを投票するという仕組みで成り立っている。得票が高くなればなるほどサイトの中で上位に表示され、それを見たユーザーが投稿されているコンテンツのリンクをクリックして、そのオリジナルのサイトを訪れるというわけだ。 人気の投稿には5000~6000票集まることもあるため、一気に多数のユーザーが押し寄せたサイトはサーバーがダウンすることもままある。最近では、ナンシー・ペローシー米下院議長のサイトがその憂き目に遭った。 ペローシー下院議長のサイトには、中絶施術を拒む医師を採用しない医療機関への政府補助金をカットするという