新型コロナウイルスの感染者数が過去最多の3000人台に突入した東京都のモニタリング会議が29日開かれ、緊急事態宣言の前後を比べた繁華街の滞留人口の減り幅が、前回(3回目)の宣言時の4割程度にとどまっていることが報告された。小池百合子知事は減り幅の鈍さと、開催中の東京五輪との関連を問われ「オリンピックはとてもステイホーム率を上げている」と減り幅の鈍さとの関連を否定した。 ただ専門家からは、五輪について「お祭りが行われているメッセージ」となって、人流減少の鈍さにつながっている可能性を指摘する声もあり、見解は分かれている。モニタリング会議後に公表された29日の新規感染者数は3865人となり、3日連続で過去最多を更新した。