ペーパーレス化が進んでいるのに、なぜプリンタとインクの売り上げが伸びた? セイコーエプソン社長に聞いた:ウサイン・ボルトをPRに起用(1/5 ページ) オフィスでのペーパーレス化の進行により、プリンタやインクの需要は減ると多くの人は予想していただろう。ところが、コロナ禍で在宅ワークにシフトしたことによって、家庭用プリンタとインク需要が逆に伸びて好業績を挙げているのがセイコーエプソンだ。 同社は2023年までに、日本を含む全世界の拠点で使用する電力を全て再生エネルギーで賄うという野心的な目標も発表した。社長就任3年目となるセイコーエプソンの小川恭範社長に狙いを聞いた。 小川恭範(おがわ・やすのり)1988年にセイコーエプソンに入社。2017年にビジュアルプロダクツ事業部長、18年に技術開発本部長、19年に取締役常務執行役員、2020年4月から社長。59歳。名古屋市出身(社長の写真撮影:河嶌太
