米メジャーリーグ(MLB)のワールドシリーズが、いよいよ現地時間の今日から始まります。対戦カードは、ご存じのように松坂大輔投手や岡島秀樹投手の所属するボストン・レッドソックスと、松井稼頭央選手が所属するコロラド・ロッキーズ。昨冬、松坂投手がレッドソックスに“世紀の移籍”が決まった時に、現在の状況を想像した人はどれくらい、いらしたのでしょうか。 年俸総額が1億4600万ドル(約168億円)とMLB全30チーム中2位のレッドソックスに、プレーオフ進出チーム中、年俸総額が6300万ドル(約72億円)と最低ランクの27位ながら、最近22戦で21勝1敗と神がかり的な勢いのあるロッキーズがどのような戦いぶりを見せるのか、注目したいと思います。 前置きが長くなりましたが今回も、前回の記事に引き続きレッドソックスの経営について触れていきます。今年のシーズンが始まった頃のこと。小春日和の中、筆者はインターン