エル・エス・アイ・ジャパン(LSIジャパン)は、3月9日~12日開催の「SECURITY SHOW 2010」でアクティブタイプとパッシブタイプの位置認識ICタグを出展した。前者は、リアルタイムで人や物の動きを把握することができ、視覚障害者の誘導や見守り支援、動線管理などに使える。後者は、物の位置情報の把握に適しており、重要書類やピッキング棚などの管理に役立つ。 前者は、親機となる位置認識装置から領域内にあるタグに対してポーリングをし、特定したタグが隣接したタグに対して信号を発信することでタグ同士の相対位置関係を認識する。屋外で1~3mの高精度で位置認識が行える。100m程度のエリアで人や物の相対位置を確認したり、移動を追跡したりすることができる。 2月には、東京都渋谷区JR千駄ヶ谷駅にてNPO法人ことばの道案内と共同で、携帯端末を併用して視覚障害者を誘導する実証実験を実施した。視覚障害者