ダイエットに脱毛、美白にアンチエイジングと、女性たちの欲望に応えてきたエステサロン。リーマン・ショック後は市場が冷え込んだが、ここ1~2年は「格安脱毛チェーン」の台頭やアンチエイジングブームで盛り返している。そんなエステサロンの人口あたり店舗数が最も多いのは、東京でも大阪でもなく、沖縄県だ。 NTTタウンページによると、人口10万人あたりの「エステティック」の登録件数のトップは沖縄県で、26.97件。次いで富山県(23.48件)、長野県(22.23件)の順となっている。沖縄は2005年から11年間、不動の1位だ。同県への観光客数は毎年のように増えており、エステやスパサービスを取り入れたリゾート開発や宿泊施設、パッケージツアーなどが人気を博している。観光客を取り込もうと、エステサロンが増えてきた側面もあるようだ。 沖縄のエステサロンが主に女性観光客向けであることは、総務省の家計調査からも分か