愛知県内のインターネットカフェやマンガ喫茶の全店舗で、個室ブースの違法な密室状態が解消されたことが、愛知県警の調べでわかった。 「密室」が犯罪の温床となるのを防ごうと、愛知県警は昨年、風俗営業法の「区画席飲食店」の規定を厳格に適用し、個室内が外から見えるように改善を指導。各店舗は個室の扉を撤去したり透明にしたりするなど、対応を図った。ただ、プライベートな空間が人気の一因だっただけに、店や利用者には戸惑いも広がっている。 ◆愛知県警が指導 「誰かに見られているようで落ち着かない」。同県一宮市のネットカフェを利用していた岐阜県羽島市のアルバイト男性(32)は不満げだ。この店は昨年9月、全70部屋のドアの一部(縦約20センチ、横約30センチ)を全て透明なガラスに切り替えた。通路からは、室内の客の姿はもちろん、パソコンやテレビ画面まで見て取れる。 カップルで訪れた一宮市の会社員男性(20)も「店員