クリックして拡大するメキシコの警察署長に就任し、今年3月、殺害の脅迫を受けて米国に避難。記者会見する女子大学生マリソル・バジェスさん(AP) 麻薬密売組織が絡んだ凶悪事件が頻発しているメキシコのシウダフアレス近郊の町プラセディスで昨年10月に警察署長に就任し、今年3月、殺害の脅迫を受けて米国に避難した女子大学生マリソル・バジェスさん(20)が24日、避難先の米テキサス州エルパソの弁護士事務所で記者会見した。 バジェスさんはメキシコの麻薬密売組織を非難するとともに、米国に永住するため、米政府に亡命申請をしていることなどを明かした。逃亡後初めてテレビのインタビューにも応じたバジェスさんは、「自分は無知だった。現実がこんなにも醜悪だとは夢想だにしていなかった」などと話した。