NTT東日本、西日本は17日、両社が提供している「ひかり電話」サービスで使う光回線用ルーターで出火事故が2件起きたため、利用者に貸与しているアダプターを無償交換すると発表した。 対象は2005年11月〜10年12月に出荷された「RT―200KI」(沖電気工業製)の約43万1000台。 光回線用ルーターは、光回線の信号を電話用の音声信号に変換する装置だ。出火事故は、昨年8月に長野県下諏訪町で、同年11月に新潟市で発生したが、いずれも火災や人への被害はなかったという。原因は特定できていないが、NTT東日本、西日本と沖電気工業によると、電流が異常に高まり、ルーター内部の回路から出火した可能性があるという。NTT東日本、西日本は利用者にダイレクトメールで21日から通知を始め、新しい電源アダプターを送る。問い合わせはNTT東日本(0120・101・336)、NTT西日本(0120・303・144)。