日本の総人口に占める老年人口(65歳以上)の割合は23・1%(05年比2・9ポイント増)と、2回連続で世界最高となった。 15歳未満の年少人口の割合は13・2%(0・6ポイント減)と過去最低を更新し、少子高齢化の深刻な実態が浮き彫りとなった。 今回の速報は、10年の国政調査から1%の世帯を抽出し、年齢別人口や世帯人数など20項目を集計した。 総人口1億2805万人(0・2%増)の内訳は、老年人口2929万人(14・1%増)、年少人口1679万人(4・1%減)、15~64歳の生産年齢人口8073万人(4%減)。 世界196か国・地域を対象にした国連の人口推計と比較すると、老年人口の割合はドイツ、イタリア(各20・4%)を上回った。年少人口の割合は、国別では日本が最低だったが、地域を含めると、香港(11・5%)、マカオ(13・1%)に次いで3番目に低い結果となった。