たばこ増税1年、進む受動喫煙対策 禁煙6割失敗、販売回復 2011年10月2日(日)08:00 (産経新聞) 1箱100円以上という過去最大の値上げが行われた昨年10月のたばこ税増税から1年。増税を機に禁煙に取り組んだものの、失敗した人が6割を超える一方で、禁煙意識は高まり、自治体や企業の受動喫煙対策が急速に進みつつある。 増税後、禁煙治療の飲み薬が在庫不足になるほどの禁煙ブームが起きた。ファイザーの調査では、禁煙に挑戦した喫煙者は約3割。しかし、6割以上が失敗したという。失敗の理由で最も多かったのは「イライラに耐えられなかった」で47・3%だった。 社団法人日本たばこ協会の紙巻きたばこ月次販売実績をみると、増税直後の昨年10月は前年同月比69・9%減の61億本と激減したが今年7月には200億本と前年同月並みに回復した。 ◆「屋内全面禁煙」も 自治体や企業では、煙のない空間作りが進む。神奈