NTTグループを再統合する議論が政治主導で始まり民間からも複数の起業家や経済人が委員会に参加させられているようで、そこでの発言として報じられるのが「なぜ日本にgoogleやアップル、amazonのようなベンチャーが生まれないのか?」。 強大な通信インフラ会社を創るためのネタのようなのだが、因果関係あるのだろうか?ほぼ全くないのではないだろうか? シリコンバレーやシアトル、要は西海岸にあって日本にないものを考えてみる。 ①起業家の数。桁違い。まず100倍以上の差がある。 ②優秀なプロCEOの数が桁違いというよりは日本には「層」としては存在すらしない。Yahooもgoogleも、優秀な創業者だけで伸びたわけではない。日本の場合は創業者=CEOだから、母数もスケールもスピードもかなわない。 ③北米市場だけで5倍程度、英語圏となると7〜9倍もある市場規模。言語に依存するビジネスならば不利を通り越し