「非モテ」のゆくえ-澁谷知美さんの見解に触発されて- [ 現代の性 ] 11月17日(月) 世に有識者と言われる人たちが 「近年、男女交際、恋愛、結婚ができない人(若者)が増えている。困った問題だ」 というような語りをし、それを社会問題化する その背後には 「自分たちの時代は、誰もが皆、男女交際、恋愛、結婚をできたのに(してきたのに)」という意識がある。 1960年の生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚をしたことのない人)の割合はわずか1.2%というデータがある(澁谷知美さんの教示)。 この数字が示すように、男女交際、恋愛ができたかはともかく、少なくとも(ほとんど99%)誰もが皆、結婚できた時代が過去にはあった。 それに比べると、男性の生涯未婚率が10%を超え、近い将来20%に近づくと予想される現在の状況は、社会構造の保持を念頭におく有識者たちにとって